保育の内容／心を豊かに育む保育



姫保育園では、子どもたち一人ひとりの興味や関心を尊重しながら、「なんでだろう？」　「もっとやってみたい！」という探究心や、お友だちとともに過ごす生活の中で、　自分以外の存在を認め、善に共鳴する道徳心の芽生えを大切に考えています。　保育の中に音楽活動や創作活動、お茶会など様々な活動を取り入れ、　それぞれの個性を効果的に引き出しながら、豊かな情操を育みます。

	心を和ませたり、鼓舞したり、音楽はさまざまな感情を育てます。子どもたちにとって、大事なのはまず音を楽しむこと。その環境をつくってあげることが私たちの役目だと考えています。園では鼓隊、リズム奏、合奏、表現遊びなど、音楽活動に力を注ぎ、子どもたちがたくさんの音楽に出会う機会を大切にしています。心を弾ませ歌ったり、美しいメロディーに親んだり、みんなで曲を創り上げる喜びを知りながら、生涯を通じて音楽を楽しんで欲しいと願っています。

	5才児クラスでは、基本的なお茶の作法を学ぶ「お茶会」の時間を設けています。落ち着いた静かな雰囲気の中でお茶とお菓子をいただきます。茶道には子どもたちを豊かに育む学びがたくさん詰まっています。礼儀作法（きれいな動き、きちんとした挨拶、器をあつかう動作）健康（正しい姿勢、ゆっくりした息づかい、お茶の効能）社会性（日本の伝統や文化を知る）また、もてなしの心、他人を思いやる道徳心をゆっくりと身に付けてほしいと思います。

	食べることは、子どもたちが成長するためにも、これからの人生を健康に生きていくためにも必要不可欠なこと。 5才児クラスでは、食育の一環としてパン作りをします。生地を作り発酵させ、竹の棒に巻いて炭火で焼き上げる少しユニークなパン作りですが、発酵して変化する様子、焼けるにしたがって生地がふくらんでいく様子、一つひとつの過程を興味深く楽しみ、実際に自分たちで作ったものを食べる喜びをみんなで味わいます。子どもたちが「食べる」ことに対する関心を深め、生涯を通じて「生きること」の基礎をしっかり育みたいと考えています。

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